繰り広げとは?/ レイク
[ 191] 【今週の1本】女の園で繰り広げられる、辛辣な戦い(?)に勝利しよう『大奥記』
[引用サイト] http://news.dengeki.com/elem/000/000/083/83142/
「大奥」といえば、一時期TVでドラマ化もされたが、女だけのそれはそれはこわーい世界が展開されていた場所。実際にそうだったのかは、当時の人しか知り得ないわけだが、そんな大奥の世界を垣間見ることができるのが、6月5日に発売されるPS2用ソフト『大奥記』だ。江戸城を舞台に、女たちの辛辣な戦いが始まる……? 時は江戸時代。戦国の争乱は過去のものとなり、徳川幕府の下、人々は太平の世を謳歌する。だが、再度の戦乱を恐れた幕府は外様大名(関ヶ原の戦い以降に徳川家に従った大名)の動きに目を光らせ、落ち度があった大名に「減封(領地を削減すること)」、「改易(領地を没収すること)」を命じた。その結果、徳川三代で120もの大名家が影響を受ける。千歳藩主“小椋修康(おぐらのぶやす)”は三万石の小大名であったが、幕府の不興を受けて切腹、お家断絶の沙汰を受けてしまう。“修康”の娘“時子”は、家臣の“溝口秀聡(みぞぐちひであき)”に養女として引き取られ、幼少時代を過ごす。 江戸城の大奥。そこは徳川将軍の、そして将軍正室、側室、女中たちが生活する場所だ。「大奥法度(大奥独自の法律)」が定められて以来、この場所は男子禁制とされ、大奥は将軍のための女の園となる。“修康”の死から10年。江戸城大奥に、今日もうら若き乙女たちが出仕する。その中には、美しく成長した“時子”の姿もあった。生家を滅ぼし、父を死に至らしめた徳川将軍の元へ近づき、そして……。“時子”の生涯を賭けた復讐劇が、ここに幕を開ける。 ゲームが始まると、ちょっとした会話の後に、いきなり用事を押しつけられる。下っ端のさらに下っ端だから、そんなものかと思いながらも、まずは言われた人物を捜して廊下をひた走る、ではなく、ひた歩く。×ボタンを押すと早歩きをするものの、城内なのだから慌てず騒がずゆっくり歩かなくてはいけない。目的の相手に話しかけて再び部屋に戻ると、またも別の人間を捜すように言われる。「忍者にでも聞けば?」と言いたくなるのをグッと我慢して、広い城内を探索。といっても、どちらの人物もすぐに見つかるので、騒ぐほどではないのだが。 城内は、慣れないうちは広さに戸惑う。出入口が2カ所あるところも多いので、廊下と室内をじっくり歩き回って覚えよう。 おもしろいのは、主人公の“時子”が部屋を出て行く時は、必ずふすまを閉めること。普通のゲームなら、ドアを開けて出ていったら、その後は開けっ放しにしていくのに、本作のなんと律儀なことか! そんなところで1人笑いながらも頼まれた仕事をこなしていくと、先輩の“千鶴”が難癖をつけて、“時子”を追い落とそうとしてきた。どうやら、彼女は自分に意見をした“時子”に腹を立てたらしく、大奥から“時子”を追い出そうという計画を立てたようだ。早くも、1日目から大奥のドス黒い世界を知り、当時の人に同情。こんなところで成り上がるには、よほど根性が座ってないとダメだ、というのを感じたところで1日目が終了した。 大奥には、数多くの人物がいる。会話を交わすと親切に教えてくれる人がいるかと思えば、敵対心むき出しで話す相手も。 2日目になり、先輩の“千鶴”にイジメを受けた“時子”は反撃に出るべく、情報集めに走る。そこで気付いたのが、画面左上にある時計。少しずつ時間が進んでいくのが気になったので、おもむろにマニュアルを読んでみた。すると、どうやら10日間という限られた時間内に、情報を100%まで集める必要があるらしい。しかも、大奥では20時が消灯とのこと。「こちらは朝の7時まで原稿を書いているのに早いよ!」とぶつくさ言いながら、あらゆる人に話しかけて情報を入手していくことにした。 1日のうち行動できるのは、最初は15時から20時までの間だけ。時間の経過と共に大奥も暗くなっていき、20時になると強制的に自室に戻される。 まずは紙と筆をもらい、話を聞いた側室や女中に紙を渡し、証言を書いてもらう。行ける場所へは全て移動する必要があるが、最初は限られた範囲しか行動できない。それでも1日目と違い具体的な指示はないので、迷ったらSTARTボタンを押して逐一地図を確認。 覚えてしまえばなんてことのない広さだが、慣れるまではSTARTボタンで地図を見て確認するといいだろう。なお、地図の以外にも集めた証言や進行状況をチェックすることができる。 時間は限られているので、無駄に歩いているヒマはない。さっさと情報を100%集めて、相手をギッタギタに! そんな無駄な妄想を繰り広げながら、地道に話を聞いて回った。すると、何人かから証言を得ることに成功! 話が聞けると、それは「札」という形になって手元に残る。同時に、収集情報の数値もアップ。どうやら、これを数多く集めていけばいいようだ。とはいえ、偶数日と奇数日では、いる人物も変わるらしい。毎日地道に歩ける場所を全て歩き、全員に話しかけること5日間。ついに100%に達成! すると、自動的に場面が変わり、申し開きのシーンとなる。 間抜けなことに、計画を考えた“千鶴”本人からも話を聞けてしまう。いい気になっていられるのも今のうち。この後、悔しい思いをするのはそっちだ。 ここでは、これまで集めてきた証拠を元に、相手を完膚なきまでに叩きのめしていくのだ。申し開きの場で話を聞き、判断を下してくれるのは、“千鶴”の上司である“おこち”。しかし、彼女は自分の部下だからといって“千鶴”をかばうようなことはしない。彼女が報告を行った後、その意見が正しいか間違っているかを“おこち”に聞かれるので、すかさず「間違えている」を選択。そして、女中や側室から聞いた話が書かれている「札」を、次々と“舞子”へ提出していくと、“千鶴”の表情がドンドン険しくなっていった。全てを提出すると、“千鶴”には処罰がくだされ、見事に“時子”の勝利となるのだ。 “おこち”は証拠を求めてくるので、出せと言われたら集めた証言を次々に提出。隣で“千鶴”が悔しい表情をしているのが、実に楽しい。 スカッとしたところで、最初の1カ月が終了。“時子”の役職も上がり、少しではあるが将軍様へと近づくことができた。しかし、翌月になると、今度は“お紺”が事件をでっち上げて、“時子”を大奥から追い出そうと……。これを繰り返して、“時子”は成り上がっていくことになるのだ。 役職も上がり、広い範囲を移動できるようになった“時子”。あちこち歩き回っていたら、今度は“お紺”に難癖をつけられてしまう。世の中、正しいことをやっていると目をつけられるのは、今も昔も変わらないようだ。 些細なことから事件が発生し(といっても濡れ衣だが)、それを解決するために城内を歩き回って証拠を集め、最終的には相手を打ちのめして成り上がっていくという、「大奥」のイメージそのもののドロドロとしたシナリオが楽しめる。特に、集めた証拠を提出して、相手の悔しがる表情を見ている瞬間は最高だ。ちょっと変わったアドベンチャーものを探している人や、推理もの、探偵ものが好きだという人なら、楽しくプレイできるだろう。ただし、大奥が女の園だからといって、ハーレム状態が楽しめる、という訳ではない点には注意。(佐々木潤) |
[ 192] ITmedia +D Games:極寒の地で繰り広げられる戦いは壮絶で、やけどしそうなほどに熱かった (1/2)
[引用サイト] http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0612/27/news004.html
実存感さえ覚える精緻なグラフィック。荘厳な雰囲気を漂わせるオーケストラサウンド。綿密に織られたストーリー。カプコンが精魂をそそぎ込んで作り上げた「ロスト プラネット」は、さながら大作SFアクション映画のようで、その圧倒的な迫力と臨場感に魅了される。 この「ロスト プラネット」は、三人称視点のアクションシューティングゲームで、雪と氷に閉ざされた惑星を舞台にしたSFテイストの強い作品。そのストーリーや世界観をかいつまんでおくと、舞台となる極寒の星は「EDN-3rd」といい、人類がその星に入植を開始したことに端を発している。その途上で、人類は原住生物「エイクリッド」(AK)の襲撃を受け、一度は撤退を余儀なくされるものの、AKに対抗できる新兵器「バイタルスーツ」(VS)の開発によって、再び入植を試みる。その主な目的は、AKが体内に持っている「サーマルエナジー」を新たな資源として活用することにあった。 一方、第一次入植の撤退で取り残された人類は“雪賊”(台詞の中では「Snow Pirates」と話している)と呼ばれ、AKとの戦いを続けながら、雪賊同士の勢力争いも繰り広げていた。そんな折、ある雪賊によって、凍り付いたVSの中から一人の青年が救出される。それが、本作の主人公“ウェイン”だ。しかし、彼は記憶の大部分を失っており、覚えているのは自分の名前と、父を殺した“ミドリメ”というAKのことだけ。ウェインは、助けてくれた雪賊とともに、失った記憶のカギとなるミドリメを追う……。 氷の中からウェインを見つけ、救出した雪賊の3人。右から、ユーリ、ルカ、リック。彼らは、この星からAKの脅威を無くすために戦っていて、VSを操縦できるウェインに協力を仰ぐ ウェインを演じるのは、日本でもおなじみのイ・ビョンホン氏。最新の3Dスキャナー技術を使ってモデリングしているだけあって、本当にそっくり このプロローグを見るだけでも、さまざまに想像がふくらむ。例えば、星の名前の“EDN”が英語のEden(楽園)のようにも見えるし、“3rd”は第3惑星と見て取れるあたり、何やら意味深長な感じ。この“人類”というのがどこから来たのかも、あえて触れられていない(記憶違いでなければ、ゲームの初めから終わりまで「地球」という言葉はどこにも出てこなかったはず)。また、凶暴な原住生物の体内に、実は有望な資源があったという設定も興味を引くところで、冒頭からその独特な世界観に引き込まれる。 ゲームモードは、「キャンペーンモード」と「オンラインバトルモード」の2つ。1人プレイ用のキャンペーンモードでは、プレイヤーが主人公のウェインを操作して、与えられたミッションを順にこなすことでストーリーが進んでいく。ミッション内容には、敵を倒しながらルートを切り開いて目的地までたどり着くものと、ターゲットとなる敵を倒した時点でクリアとなるものがある。どのステージもウェインが単身で戦うことになるので、かなり過酷だが、それを支えるのが先述のサーマルエナジーと、ウェインの右腕に装着されている「ハーモナイザー」という装置だ。 AKの体内にあるサーマルエナジーは、倒すと外に放出され、ウェインが腰に付けているタンクに蓄えられる。このサーマルエナジーを継続的に消費しながらスーツの生命維持機能を働かせることによって、全てが凍り付くような極限環境下でも人間が活動できる、という設定なのだ。また、敵からのダメージを受けるとハーモナイザーが自動的に起動し、サーマルエナジーを体力(LIFEゲージ)に直接変換してくれる。その意味で、サーマルエナジーの残量と体力は同義とも取れるが、ハーモナイザーによる体力の回復には少し時間を要するので、その最中に大きなダメージを負うと、回復が追いつかずに死亡してしまうこともある。 AKを倒すと、その周囲に赤い水溜まりのようなものができるが、これがサーマルエナジー。一定時間が過ぎると消えてしまうので、早めに回収しなければならない フィールド上のところどころに置かれた「データポスト」を起動することでも、サーマルエナジーを獲得できる。同時に、周辺のマップがレーダー(画面右上)で確認できるようになる。起動すると暖かそうな光があふれ出すので、初めはストーブかと思った…… ミッションの開始前に武器の選択や装備の変更などはなく、基本的には現地調達。フィールド上にマシンガンやショットガンなどのさまざまな武器が落ちているので、それを拾って使うことになる。所持できる数は、銃器が2種類、手投げ弾系が1種類の、合計3種類まで。また、生身で戦うだけでなく、VSに搭乗して戦えるのも本作の大きな魅力だろう。このVSの作りが実に精巧で、金属的な質感といい、重量感といい、本当に存在するかのようなリアリティを覚える。VSについては、まず元となるCGから精巧なフィギュアを作り、それに錆や汚れまで施したうえで写真に撮って、ゲーム中のVSのテクスチャに使っているというから驚く。空中でホバリングできるものや、二足歩行からバイク型に変形するものなど、VSにもさまざまな機体があって、それぞれに操縦性も異なるので、操作していてとてもおもしろい。 武器はフィールド上に落ちているものを拾って使う。武器には人間用とVS用があるが、生身の状態でも強力なVS用武器を使えるのがおもしろいところ。ただし、VS用の武器は大きくて重いため、移動速度が極端に遅くなる AKには体のどこかに必ず弱点(オレンジ色に光る部分)があって、そこを集中的に攻撃すると素早く倒せるうえ、獲得できるサーマルエナジーの量も増える。この「ドンゴ」というAKの場合は、尻尾の部分が弱点 細部まで精巧に作られたVSは、まるで実物がそこにあるかのよう。リアリティを出すために、実際にフィギュアまで制作したのだとか 人間の状態とVSに搭乗した状態の2通りがあるので、操作がややこしくなるかと思ったが、移動やジャンプ、武器使用といった基本的な操作が共通化されていることや、初めてVSに搭乗するときは、その操作方法が必ず表示されるので、操作で迷うことは少ない。オプションで照準の移動スピードや視点切り替え方法などを微調整できるが、わたしは初期設定のままでも操作しやすいと感じた。 上方向に照準を向けてXボタンを押すと、アンカーを射出し、ジャンプでは届かない高所にも飛び移れる。また、ロープにぶら下がった状態で銃を撃ったり、AKにアンカーを打ち込み、密着した状態で攻撃するなど、さまざまな応用が利く ライフルを持った状態で方向パッドを押すと、スコープから覗く画面になる。敵に気づかれる前に、遠距離から狙撃することも可能だ キャンペーンモードにミッションがいくつあるかは伏せておくとして、初プレイではクリアするまでに1時間以上かかるミッションも多くあった。難易度もかなり高めで、EASYモードでもまだ難しいと感じる。AKも、雪賊などの人間も、敵がとにかくアグレッシブで、まるで容赦ない。このゲームでの戦いは、本当に熾烈だ……。 ガンホー・オンライン・エンターテイメントが5月にオープンした「がる★パラ!」。この中の企画「腐女子カフェ」では、BL系の書籍で有名なリブレ出版と共同で運営を開始し、「腐女子の腐女子による腐女子のためのサイト」が着々と出来上がりつつあるようだ。そこで、ガンホーとリブレ出版の担当者に「がる★パラ!」と「腐女子カフェ」について聞いてみた。 今日は何の日? 萌え曜日!:今夏を(オタクとして)有意義に過ごすために、リメイク予定のPC美少女ゲームを特集してみました 6月に入りました。梅雨の季節の到来ですが、梅雨が過ぎればもう夏ですね。夏は(二次元の)女の子たちと楽しもうと決めている人たちに向けて、今回は各コンシューマ機へリメイク予定のPC美少女ゲームをご紹介。 先月終了した「FFXI」の連載企画「ヴァナ・ディールをもう一度」を愛読してくれた皆様、どうも1カ月ぶりです。約束どおり、ガルカのアイツが帰ってまいりました。 少し遅れた冒険者がお届けするヴァナ・ディール奮闘記。憧れのトゥー・リア地方への到達、そしてレベル75達成という大きな目標を成し遂げたこともあり、突然ですが今回でこの連載は最終回となります。ご愛読どうもありがとうございました。最後に僕のドタバタ道中をお楽しみください。 今日は何の日? 萌え曜日!:ピンポイントなほど萌えるんです――委員長&メガネっ娘の魅力が詰まったマンガ2作を紹介!! “ツンデレ”や“巫女さん”など、ひとつの萌えのジャンル(萌え属性)にスポットを当てた作品がある。今回は、そんな萌えハートにスナイプするマンガを2タイトルピックアップ。作者が描いた、凝縮された愛を感じ取るべし! 「最近どうよ?」の連載24回目。「冬ソナ2」で初めてアタリを見て感動し、Wii版シレンを待ち望むくねくねハニィが、海外に連れて行ってくれるスポンサーを募集しながらオンラインゲームについて語ることにしてみたのでよろしこ。 「ニッポンのあそこで」って何だ? それは世にも不思議な地図エンタテインメント。地図+ゲームな本作には、あれやこれやと遊び心と便利性を追求した要素が盛り込まれている。プレイヤー次第で長く付き合えるであろうエデュテイメントタイトルだ(※記事の後半には本作を活用したプチ旅行記もあります)。 新連載「ヒライタケシの『投げる前から変化球』」第2回目は、前回に引き続きセガの鈴木裕氏にご登場いただく。日本のゲームクリエイターの質は変わってきているのか? それとも自らが変革を求めなくなったのか? 筆者の生きているうちに二度とお目にかかれないと思っていた「新機軸ゲーム」がここに登場。しかしこれを進化と呼ぶのか!? 脳が退化した気分に陥る“不思議ちゃんパズル”だ。 連載第59回は、「ギャラクシーウォーズ」(ユニバーサル)。スペースインベーダーやギャラクシアンに比べると、やや知名度の低いゲームですが、あの必殺技“炎のコマ”を生んだゲームとして名を残しています。ゲーム自体も当時としては個性的でした。 「ヘラクレスの栄光」と聞いて、さまざまな思い出が頭によぎる人もいるだろう。ファミコン時代からスーパーファミコン時代まで、本格RPGとして名を馳せたあの「ヘラクレスの栄光」が、長い時を経て帰ってきた! DSで生まれ変わったギリシャ神話の世界をどうぞっ。 鉄道に興味はなくともゲーム好きなら必ず名前を知っている、日本を代表する箱庭ゲー「A列車で行こう」シリーズ。地味ながらも愛され続けている「A列車」の秘密とは何か? シリーズ初心者にして鉄道マニアでもない筆者が体当たりでレビュー!? |
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