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[ 428] 臨床研究の倫理指針、大筋了承 -医療介護CBニュース-
[引用サイト] http://www.cabrain.net/news/article/newsId/16277.html
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厚生労働省の「厚生科学審議会科学技術部会」（部会長＝垣添忠生・国立がんセンター名誉会長）がこのほど開かれ、人を対象にした医学研究のガイドライン（臨床研究に関する倫理指針）の改正案や、先進的な医療技術や再生医療を進めるための「先端医療開発特区（スーパー特区）」の創設など5項目について審議した。倫理指針の改正案に対しては不備を指摘する意見もあったが、大筋で了承した。 5月27日に開かれた部会では、▽臨床研究に関する倫理指針の改正案▽国民保健医療科学院の評価結果▽革新的技術戦略▽先端医療開発特区（スーパー特区）の創設▽革新的医薬品・医療機器創出のための5か年戦略―の概要を厚労省の担当者が報告した上で意見を求め、いずれも大筋で了承された。 「臨床研究に関する倫理指針の改正案」については、5月22日の専門委員会（委員長＝金澤一郎・日本学術会議会長）でまとめた改正案を踏まえ、廣橋説雄・委員長代理（国立がんセンター総長）がこれまでの議論の経緯や主な論点を報告。厚労省医政局研究開発振興課の新木一弘課長が改正案の具体的な内容を説明した。 「臨床研究に関する倫理指針」は、新しい治療法や医薬品などの効果を調べる医学研究のガイドラインで、患者の健康被害を防止するための自主的なルールを定めている。今回の見直しでは、患者の身体に影響を与える「侵襲性」によって、患者の同意の取り付け方などを変えたほか、研究の計画を審査・承認する「倫理審査委員会」の役割を強化している。 質疑では、健康被害が生じた場合の補償や、倫理審査委員会が承認する研究の範囲などの点で、改正案の不備を指摘する意見もあった。問題となっている「倫理指針の実効性」に関する質問に対して、新木課長は「指針を理解して守ってもらうムードをつくっていきたい」と答え、普及啓発の重要性を訴えるにとどめた。 新しい倫理指針は、国民からの意見を募集した後で改めて審議して取りまとめ、早ければ10月31日から施行する。ただ、臨床研究の倫理に関する教育制度や倫理審査委員会から厚労相への報告など、指針の一部は来年4月1日から施行する予定。 【特集・第15回】医療の国際化医療法人北原脳神経外科病院理事長 北原茂実（きたはら・しげみ）さん 日本の崩壊した医療を救うには、「日本医療を輸出」して外貨を稼ぐしかない。そんな旗印を掲げ、中国･昆明（こんめい）市で病院開業を目指している北原脳神経外科病院。東京都八王子市で急性期病院、脳ドック専門のク ... 患者に寄り添う看護に重点医療法人社団昌栄会「相武台病院」（神奈川県座間市）24時間保育でママさん支援 厳しい労働実態から離職率が12.3％に達するなど、看護師の確保・定着が看護現場の重要な課題になっている。こうした中、神奈川県座間市の医療法人社団昌栄会相武台病院では、組織を挙げて働きやすい職場づくり ... |
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