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リストとは?/ アイフル

[ 675] フランツ・リスト・ホームページ
[引用サイト]  http://kyck.hp.infoseek.co.jp/liszt/fliszt.htm

作曲家フランツ・リスト(1811-1886)に関してのページがないのは多くの方から御指摘もあり、自分としても何らかの形でそういうものを実現したいと考え、様々な文献をもとに、自分なりにまとめてみました。
リストの生涯と作品とそれぞれ別に分類し、「生涯編」では年表を中心に、「作品編」では曲にまるわるエピソードから、現在日本で手に入るCDのディスコグラフィーも付けます。そのようにして、最初はとりあえず大まかに作成しますが、今後可能な限り詳しい内容のものにしたいと思っています。そうして作曲家フランツ・リストに対するさらなる関心が高まる事を望んでいます。
リストは、ハンガリーに生まれ、ウィーンで学び、パリの社交界に入り、ジュネーブに暮らし、ワイマールで活躍し、ローマで修道士となった。つまり一生涯同じところに留まらなかったところが特徴である。したがって彼の音楽もドイツ的でもあり、フランス的でもあり、イタリア的でもある。だから「ハンガリーの作曲家」でありながら、一部の民族音楽に基づく「狂詩曲」などをのぞけば、ハンガリー的だとは言い難い。バルトークもその点を指摘している。彼は自らをジプシーのごとく見なしていたが、各々の土地の音楽を吸収し自分のものにしていった点ではジプシーとは違っている。
今日のいわゆる「ピアノ・リサイタル」という形式はリストによって完成した。それまでの演奏会というものは様々な聴衆の欲求をみたすために、独奏から独唱、室内楽、協奏曲、管弦楽曲が入れ替わり立ち替わり、ごちゃ混ぜの状態で演奏されるものであった。それをピアニストたった一人だけで演奏会を行ったのがリストであった。そのため、彼のピアノ演奏はオペラや交響曲などのフレーズから自分なりに即興的にまとめあげたものが多かった。しかも、それをピアノ一台で表現させるというのは相当の技量と表現力がなければできない。事実、彼はベルリオーズの「幻想交響曲」のような大編成の管弦楽をピアノソロ用に編曲し、ピアノ一台でそれだけの表現ができることを証明した。
また、曲をすべて暗譜で弾くという習慣もリストに由来している。つまり上記のような複雑な技巧と表現と即興性をもって弾くには、いちいち楽譜などみていられないのが本当のところだろう。しかもリストは、鍵盤も見ていなかったという。たえず、生み出されるピアノの音に耳を傾けていた。(彼のピアノを弾く写真や肖像画で鍵盤を見て弾いているものはない。)
彼は、ショパンと同時代にあってよく比較されるが、ピアニストとしての技巧性や即興性が高く評価された反面、ピアノ曲の作曲に関しては、しばしばショパンよりも低く見られがちである。しかし、ショパンとリストは同じピアニストでも全く別のタイプの作曲家であり、同じ範疇で比較するのは大間違いだ。
また彼の管弦楽作品は同時代のベルリオーズやワーグナーと比較して、管弦楽法の色彩感からやはり評価が低い。その点では物足りないのも確かである。しかし、彼は「標題音楽」という概念を生み出し、標題をつけることで音楽の持つ「詩的観念」をあらかじめ聴衆に示した。それが「交響詩」という形で実を結び、後のスメタナやドビュッシー、リヒャルト・シュトラウス、レスピーギ、シベリウスなどによって受け継がれ、多くの傑作が生まれた事は、大いに評価されるべき点であろう。
もう一つ、これは一番問題なことであるが、リストのピアノ作品が単にピアニストの技巧を見せるための道具にしか使われていない場合が多い事である!つまり、ピアノ演奏会で、あるいはコンクールで、華やかさを出すためにリストの技巧に富んだ作品を持ち出して、その場をしのごうとするものである。これは今日リストの作品の評価を数段低いものに落としている最大の原因となっている。リストは技巧のための技巧は使わなかった。彼にとっては、内的な感情、あるいは詩情こそがすべてであり、技巧はそれを表現するための手段でしかなかった。だから詩情なくしてリストは弾けないはずである。
しかし、それは今日に始まった事ではないようだ。事実リストは、そういった思い上がったピアノ演奏に対して批判を唱えている。今日リストを再現(演奏)しようとする人は、そういう点をもう一度見直す必要がある。
これも「リストの危機」に入るが、我が国ではリストに関する本が他の作曲家に比べて非常に少ない。これも、上記の理由でリストに関しての評価が低いせいであろう。そこで、これまでに小生が見てきた本の中で、お薦めなものを2〜3紹介しましょう。
この本は一番わかりやすいです。属 啓成氏の著作はこの他にも「作曲技法」など理論書なども非常に分りやすく興味深い内容で、一番お薦めです。ただし、「作品編」に関しては主要作品のみで全作品を網羅している訳ではなく、特に交響詩などの管弦楽作品が全然取り上げられていないのは片手落ちである。
エベレット・ヘルムの著作は1970年のもので、彼の文章は他からの引用が多く、読みづらい。ここでのお薦めは何と言っても翻訳の新しい野本 由起夫氏の注釈と解説でしょう。特に巻末の作品一覧表は、本の付録にしては徹底した内容でリストの作品を調べるのには格好の資料と言えましょう。野本氏は他にも「新編世界大音楽全集 リストピアノ曲集・・」(音楽之友社)の解説もされており、譜面とともにリストの作品を調べることができます。
リストの曲と編曲による作品がMIDIデータでダウンロードできます。MIDIデータはパソコンの内蔵シンセサイザーで再生すると、いかにも音がちゃちいですが、電子ピアノ(クラビノーバ)などに接続して再生すると、ピアノの音に近くてそれなりに楽しめます。
イギリス・リスト協会会長はやってくれました!リストのピアノ曲及びピアノとオーケストラの作品をすべて録音してCDで発表するという、とてつもない事を完遂しました。したがってオーケストラのための作品や合唱曲は含まれませんが、ピアノ編曲版で聴く事が出来ます。こういった成果をみると、海外では如何にリストの作品の発掘と研究が進んでいるか、我が国ではほとんど手付かずで文献では全く情報を得られない、という実情を思い知らされます。
Hashida氏の日本語による全集紹介で、作品の数からいってもおすすめです。日本語の題名からディスクを検索できるという大変便利な?内容です。

 

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