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一連とは?/ アイフル

[ 664] 2006-03-13 - 備忘録ことのはインフォーマル
[引用サイト]  http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/20060313

律法学者たちやファリサイ派の人々が、姦通の現場で捕らえられた女を連れて来て、真ん中に立たせ、イエスに言った。「先生、この女は姦通をしているときに捕まりました。こういう女は石で打ち殺せと、モーセは律法の中で命じています。ところで、あなたはどうお考えになりますか。」イエスを試して、訴える口実を得るために、こう言ったのである。イエスはかがみ込み、指で地面に何か書き始められた。しかし、彼らがしつこく問い続けるので、イエスは身を起こして言われた。「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい。」そしてまた、身をかがめて地面に書き続けられた。これを聞いた者は、年長者から始まって、一人また一人と、立ち去ってしまい、イエスひとりと、真ん中にいた女が残った。イエスは、身を起こして言われた。「婦人よ、あの人たちはどこにいるのか。だれもあなたを罪に定めなかったのか。」女が、「主よ、だれも」と言うと、イエスは言われた。「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。これからは、もう罪を犯してはならない。」(ヨハネによる福音書8:3〜11)
現時点では、この件について興味のある方にしかわからない書き方であることをお許しください。すべてをきちんと出さなければ納得していただけないであろうことはわかっておりますが、周辺状況もあって、今はこれでお許しください。すみません。
旧団体代表への信仰心は現在ありません。その状態で団体にとどまる意味はないと考えたのが、飛び出した動機でもあります。
旧団体代表の判決については、世の中の大多数の方が思っているとおりの判決になると思っています。それを覆す気はなく、司法の決定どおりになるものだと考えています。
現在、団体に関わる宗教的な行動は何もしていません。また、団体に関わる宗教的思考も働いていません。完全に経済モードになっています。
現在、私は純粋に自分の生計を立てるために働いています(少し趣味というか興味・志向もありますが)。これで稼いだお金は団体に流しません。
2003年9月以降に始めたサイトの内容については、誰からも指示されたことはなく、すべて自分の経済的目的ならびに趣味を込めて作ったものです。それ以外の意図はありません。将来的に方向を転換するつもりもありません。
また、ブログで報告している行動(イベントへの参加など)や、どういうところでどう働くかについても、すべて自分の意志で決定しています。事前・事後に指示はまったく受けていません。
その結果、団体とはまるで別個に、社会の中での経済活動しかしていない状態となり、自分の中に信仰心がなくなったと感じました。これは、もちろん旧団体代表に対する信仰心も含みます。飛び出したというのは、そういう状態で団体の中に居続ける意味がない、ということに加えて、自分の仕事や、ブログで世の中に有益な情報を流し続けるといったことをやりたい、つまり宗教的な生き方が目標ではなくなったという理由が大きいのです。
もう一つ、団体内のやっかいな問題もありました。ただ、これは具体的に書かなければわけがわからなくなりますし、情報も錯綜しているようですので、今日のところは詳細は勘弁していただくとして、一つだけ、現代表の拡大志向が社会的にきわめて危険であると考えております。そして、こういうゴタゴタに関わりたくなくなったというのも、飛び出した一因です。
ですから、精神的にはかなり以前から、もはや団体の一員とはとうてい呼べない(あるいは不良信者)という自己認識でしたが、その後、形式的にも実質的にも完全に離れることとなりました。それには少々準備も必要でしたが。
民主党・自民党の懇談会については、完全にブロガーとしての立場ならびに思考で参加させていただきました。私自身、ここまで問題視されることであるという認識はなく、その認識の甘さについては、ご迷惑をおかけした各方面にお詫びせねばなりません。しかし、私は単に「ちょっと違ったところでおもしろい話が聞けて、それを皆さんにお伝えする」というだけの気持ちで参加したものであり、それ以上でもそれ以下でもなかったという事実については申し添えねばなりません。もちろん、そのように認識が甘かったということについては、批判を受けねばならないと考えています。
団体の方針からすると、私がこのような懇談会に参加したのは、重大な違反行為ということになると思います。つまり、団体側がこのような政治的なものに参加することを指示することはありえないということです。
このとき、私を招いてくださった方や主催者側が素性を調べなかったというのは、会の規模や趣旨からしても特段の手落ちとはいえないと思います。泉さん、民主党、自民党には責任を負わせないでいただければと思います。
民主党との接点は、懇談会のとき、それからその後メールマガジンが送られてきているだけで、ほかには一切ありません。前後に一切、議員さんや秘書さん、あるいは党関係者の方とお会いしたこともありませんし、またメールでのやりとりも一切ありません。これはすでに各週刊誌の皆さんも調べがついている内容だと思います。
私は「きっこ」ではありませんし、「きっこ」に情報を与えたこと、あるいはサイトについて関与したことは一切ありません。ただし、2/15日、サイバッチで話題になっているということを伝えるためにさるさる日記経由でメールを送り、その後、「きっこ」名義の人物と数度のやりとりはしました。それがすべてです。これは私信ですから「きっこ」さんの許可なくして公開はできませんが、ヘッダ部分含めてすべて保存してあります。
その他にもサイトをやっているという疑惑が上がっているようですが、仕事で依頼されて依頼されたとおりに作った企業サイト以外、隠しサイトやブログはありません。私のブログならびに編集室ページからたどれないもので設置してあるのは、ブログ解説のキャプチャ用に作ったもの(livedoorなど)がいくつかあるだけで、これはまともに運用されていませんので、疑惑の対象にさえもならないでしょう。
私が過去にやっていたサイトの画像を流用したブログがあるようですが、これは画像を盗用していったもののようです。一度そのブログに、画像の出典についての疑義を示すコメントを匿名でつけたことがありますが、無視してそのまま使い続けられています。このブログの運営者は知りませんし、もちろん私はまったく関係ありません。
3月12日、滝本弁護士とお会いして、詳細をお話ししました。今後、どのように過去の清算をしていくかについてのアドバイスも受けました。
以上、信じがたい部分があると思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ここにご説明させていただきました。この内容はすべて事実であることを誓います。
これで納得していただけるとは思っておりませんが、証明というのも難しいものです。そして、現在、いろいろと対応しなければならないことが多いため、質問等についてはご猶予いただければと思います。必要でしたらメールにてご連絡ください。
その上で、厚かましいお願いですが、できれば以下の点につきましてお願いさせていただければと思います。
戸籍名はできれば出さないでいただければと思います。確かに一度は自ら公開していた時期もありますが、今後は出さないでいただければと思います。
過去の所属の事実は消すことができません。ただ、今もそうであると断定するような表現は避けていただければと思います。
私と会ったことがある人が、6年ほど前の写真と見比べて別人だとか、あるいは以前に会ったときと別人だという印象を述べているブログがありますが、これは仕方ないと思います。6年前の写真はいわゆる「奇跡の1枚」に属するもので、週刊誌に掲載されたのは一番自分の実像から遠い、下からあおった写真です。たぶん、実物の印象も、当時と最近でかなり違っていると思います。今はむしろ学生に間違われることが多いので(15年はサバを読んでいる勘定です)、わからなくても仕方ないと思います。
現時点で、いまだに団体出版社の社長になっております。これは、会社をつぶす手続きをする前に飛び出したので、書類とか手元にまったくなく(また自分も会社登記とか会社のたたみ方とかよくわかっておらず)、そのままになっています。希望としては、早急にたたみたいと思っております。
かつて、この出版社が発行元、某出版社(団体とは関係なし)が発売元となることで、一般書店への流通ルートを確保しておりました。しかし、その後、団体も書籍を出版するだけの資金力を失いましたし、私も代表の書籍が市中に出回ることを阻止するために社長として残っていたという状況がありました。つまり、2003年夏以降、代表の本を出さないことが仕事という変な社長だったわけです。
2003年夏までは、代表への情報提供役のような立場にありましたので、「側近(=秘書室)」ではないものの、それに近い位置にいたことは確かです。しかし、その後、目立った行動を取ったわけではありませんが、一貫して反代表の立場にありました。
2005年夏の選挙のとき、代表は「民主党が勝利して政権を握り、団体への弾圧が強まる」と「予言」していた、と聞きました(直接聞いたわけではないので伝聞ですが、これは代表派が宣伝している内容)。思い切り外れたわけですが、代表が、自公政権の方が好ましいと考えているのは事実だろうと思います。
エイベックス社とは仕事上その他まったく関係がありません。社員の方にはお一人もお会いしたことがありませんし、会社を訪問したこともありません。
私は自分の「卒業アルバム」を全く持っていません(小中高。大学は卒業していない)。同級生ともまったく交流がありませんので、自分の過去の顔も見ることができません。
きっこに連絡をしようとしたのは、サイバッチへの脅迫メールを受けて、サイバッチが「廃刊をかけて」という今までにない覚悟をもって動き始めたことがきっかけでした。他の報道などは知りません。
日本でも有数の調査能力を誇る野田氏が、きっこと私の関係についてはすべてが憶測でしかなく、これだけの期間がありながら具体的なものを何ら示し得ていない事実がすべてをものがたっているのではないかと思います。
2006/03/13 08:18 松永さんへ正直に告白ありがとうございます。私はこの意見を聞いてほっとしました。文章能力及びライターとして氏の分析に関して一ファンであったのです。しかしながら、野田氏のブログ見て松永さんの過去運営していたサイトの文章読み比べ確信へと変わりました。それで辛辣に泉さんBigBang さんの所に書き込んでいました。もし、松永さんが正直に告白しなかったら電話でもして真偽確かめたかったのもあります。>3月12日、滝本弁護士とお会いして、詳細をお話ししました。今後、どのように過去の清算をしていくかについてのアドバイスも受けました。過去に所属していた団体の悪行というものがあるとは思います。これは心の中で拭い切れない現実かとは思います。もう思い出したくない過去でもあると思います。しかしながら文筆家として私は松永さんが好きな部分ありますのでこれから頑張って下さい。色々書きたい事あるんでメール送ります。ではー。
2006/03/13 09:23 matsunagaさんへスルーでいいと思います。他の方も(多数)の方々に真意は伝わったと思います。勝田さんへもう団体とは関係ないと明言されておっしゃっている訳ですし、懇談会も某団体との関わりもないとご本人断言されていますのでこれはもう終わりですよ。それ以上何を求めているんですか?勝田さんの「嘘」と言われる部分はこれから松永さんの言動なり活動見ていけば分かる事でしょう。
2006/03/13 15:09 >hideaki氏先に書いておきますが、誰を擁護するわけでも批難するわけでもありません。それを踏まえたうえで>もう団体とは関係ないと明言されて・明言する事になんの意味がありますか?(真偽を確かめる事が出来ない)>懇談会も某団体との関わりもないとご本人断言されていますので・上記と同様です。仮に犯罪者が(松永氏が犯罪者だと言うわけではありません)自身で「私は、やっていないんです」と言う事が証明になりますか?また「団体に所属していた」という事が、より一層「明言」の効力を薄めていると思います。つまり、松永氏本人が明言した事に意味があるわけではありません。意味があるとすれば、自身の潔白を証明する(理解を得る)行為です。また、「終わる」かどうかは当人の意思です。今でも「リメンバ、パールハーバ」と言っている人はいますね。それを批難できますか?

 

[ 665] 一連のCSS Nite騒動について雑感 - Lism.in * blog
[引用サイト]  http://d.hatena.ne.jp/studio-m/20070718/1184775932

今回の件は、そもそもお金方面の話やそこから派生したセミナーの質についての議論が発端でした。有料・無料や金額云々については、僕はいろんなスタンスがあっていいと思うし、CSS Nite的なスタンスのイベントもいいと思います。そしてもちろん、それについて意見を述べる事も構わないと考えます。無責任すぎる意見は問題かなとは思うけど、責任を追求しだしたらキリが無いとも思うので、線引きは難しいですが。
で、そんなことは今更言うまでもないことで、自分の主義に合わなければ参加しなければいいだけだというのも今更僕が言うまでもないことです。ただ、今回このことが大きな反響を呼んだのはそんな表面的なことではなく、その裏に込められた想いがあったからでしょう。もちろん、純粋にイベントについて意見を述べている人も多数いますが、やはり今回は「そうではない」部分が目につきました。主催者側の反応が明らかに私情にかられすぎていたから。
このままヌルヌル行くのかなと複雑な気持ちでいたところに丸裸で突っ込むようなエントリ。内容やその時実際にどうだったかは外からは分からないし、何も言えません。ただ、この状況下で自分の気持ちをここまで赤裸々に書き綴ったことはすごく勇気のある行動だと思うし、応援したいとも感じました。
実際にCSS Niteの人々がそう言ったかどうかはさておき、ああいった空気の中でエンジニアが蔑まれるのは仕方ないと思います。価値観の違う世界では、異質なものが理不尽な扱いを受けることなんて世の中いくらでもあります。
あの日、彼が参加しているのを見て僕の率直な印象は「エンジニアが敵地に乗り込んでくるなんて勇気あるな」というものでした。自分の中ではデザイン系・おしゃれ系のイベントというのはエンジニアにとってそれぐらい違う土俵だという意識があるので、違う世界のイベントに積極的に参加していろいろなものを見ようという姿勢は立派だなと思いました。
CSS Nite Shuffleは開幕いきなり室内楽の演奏が入ったりして、僕自身「何だこりゃ。俺のいる世界じゃねぇ」って感じだったのですが。「そんなのいいから早く始めてくれよ。これで帰るの遅くなるのは嫌だよ」とか思いましたが、勉強会だと思って参加したのが間違いだったなと。あれはそういう物も含めて「僕たちWebデザイナー、イェーイ」みたいな空気感を楽しむイベントでしたね。それが悪いというのではなく、そういうイベントもありだと思います。業界の裾野を広げたり、企業の広報部門とWeb制作の距離を近付けるという意味では有意義だと考えています。
そんな別の世界にあえて乗り込んでくれた彼が、そこで打ちのめされるような思いをしてしまったことは非常に残念でなりません。僕は常日頃から、もっとエンジニアリングとデザインの連携がうまくいけばWebというメディアはもっともっと発展すると考えているので、「CSS Niteにamachangがやってきた」ということには大きな期待を寄せていたのですが…
ここからは具体的に今回の件で誰が何を言ったという話から少し風呂敷を広げたいと思います。自分の印象論になってしまいますが、この際なので日頃感じていることを書き連ねたいと思います。
今回は「オサレ系の人々にエンジニアがバカにされた」ということが取沙汰されています。何度も繰り返しますが本当かは自分には分かりません。が、そこに大きな説得力を感じている人が少なくないのは、そういう空気を経験した人がそれだけいるということもあるのでしょう。
ただ、逆に「エンジニアの輪の中でデザイナー(コーダー)が蔑まれる」ということも同じぐらい、むしろそれ以上にあるのではないかと僕は感じています。単に今まで自分がいた環境が悪かっただけという可能性もありますが、何だかんだで7年ほどこの仕事をしてきて、その間にエンジニアとデザイナーの両方とも中途半端とも言えるポジションでやってきた印象としてはそうです。「あいつらシステムのこと(あるいはサーバのこと)なんて何も分かっちゃいないくせに、表面だけ整えていい気になりやがって」みたいな空気を感じたことは少なくありません。本当に自分の周りだけだったらそれはそれでショックなんですが。
今まで、「エンジニア界」と「デザイナー界」というのはブログの上で交わることはほとんど無かったように思います。まさに平行に存在する別の世界という感じで、相容れない印象がありました。今回、こういう争うような形ではあるけど2つの世界が交わったということを契機に、相互理解はできないまでも、何年か後に「あの時あれがあったから世界が広がった」という振り返り方ができればいいなと思います。…まぁ、こんな形では難しいかも知れませんが。
ただ、自分としてはこのまま「あいつら気に食わない」でお互いが物別れになってしまうのはすごくもったいないし、Web全体で考えた時にとてつもない損失になってしまうような気がしています。個人レベルでのどうこうはさておき、別の世界の違う価値観ということをお互いがもっと意識できるようになれば、この論争も大きな意味を残せるのではないでしょうか。
参加費とかの是非についても、この問題について書きたいことを書いたので、改めて書きたいと思います。スキル高い人があまり安く安くやっちゃうと、業界自体が先細りすることにつながると思うので、そのへんを。
最近、ウェブの業界で仕事をしはじめていて、「エンジニア界」と「デザイナー界」のどっちでもない気がするんですが、どっちの領域もある程度理解できる微妙な立場なんですが、もったいないですね。海外ではどうなんだろ。ここが上手く手を組まないと面白いサービスができないのになぁ。なんて思いました。
なんとなくなんですが「あいつらシステムのこと(あるいはサーバのこと)なんて何も分かっちゃいないくせに、表面だけ整えていい気になりやがって」という部分には「嫉妬」を感じるんですよね。嫉妬は相手の価値を認めたくないのに、認めざるを得ないから生じるけど、オサレ系→技術系にあるのは侮蔑なのでは? 相手を認めないという点では共通点があるけど、背景にある感情は、また違うものじゃないかなと。
webの世界は疎いのですが外野から一連の騒動を見て、キャメラマンと監督の関係に似てるなーと感じました。なので”オサレ系”というより”指示側・マスに露出側系”なのかな、と解釈しています。そういった人々-監督-は本来、”より職人”である方々に敬意を持ちますし、”より職人”である方々-キャメラマン-は、意義が薄い(と思われる)事柄への理解(もしくは無関心)があると思います。両者のより良い関係は(戦友にはなり得ないから)盟友であると思うのです。若い我武者羅な職人さんの憤りは痛いほど判ります。特にこの場合、敬意の無い言葉が彼の信念を傷つけたと考えると、悲しく思います。
コメント、トラックバックを下さった皆さん、ありがとうございます。こんな零細ブログに人がたくさん来るのは初めてなので若干浮き足だっています。>ポトフさん海外の状況は自分も全く知らない、というかそもそも思い至りませんでした。確かに気にはなりますね。開発系の話題は目にしても海外のWeb制作事情はほとんど伝わってこないので、興味のあるところです。>Rintaさん自分の過去の経験では、「デザインやJavaScriptのように外から見える部分が多いと簡単なことをしても凄く見える」という部分でバックエンドの担当から「おいしいところを持って行かれるから悔しいw」と言われたことはありますね。あくまで自分の印象ですけど、そういう「おいしいとこ取り」に対する嫉妬はわりとあるような気がします。オサレ系→技術系はいろんなパターンがあると思うので難しいですね。そのあたりについては別のエントリをまとめるつもりです。>yoh596さんそうですね。今回の件に関しては、監督−カメラマンという関係に通ずるところがあるのかも知れません。Web業界はまだ明確な職制が引かれておらず、業界内でもお互いの関係を手探りしている段階だと思います。特に、今回のケースでは制作の人間なのか広報の人間なのかも分からないぐらいの混乱があったのかも知れません。恐らく今後もこういった不幸な出来事はいろいろなところで起こると思われますが、そうした混沌も含めてこの業界の面白さだと自分は考えています。>Chaborinさん消えてしまっていたリンクが多かったのですが、自分の考えに近いものもあり、興味深く読ませて頂きました。自分も片方の世界に固執するのはもったいない、と長い間考えていましたが、近頃は一極への集中による圧倒的な力に感服することも多いです。

 

[ 666] 一連の『東証』の問題に対する見解
[引用サイト]  http://www.jasmin.jp/jp/pr/social/event/20060206/index.htm

の3件がある。これらのシステム障害における情報技術的な原因としては,運用の問題,アプリケーション仕様の不備,システムキャパシティ計画の見積もり不足などがあげられる。また,マネジメントの側面からは,情報技術的な対応の限界や異常事態発生時に備えたルール作りや体制整備面での課題などもあげられる。
部会メンバーの一人は,かつてオンライン証券会社の情報システムに携わっていた。その視点から見ると,東証の経営者には,「証券取引所ビジネスが情報システムで成り立っている」という自覚が不足しているように思われる。特に最初のシステムダウン時に,委託先の社名を出して損害賠償について言及していることを見ると,情報システムの運用管理についての自らの責任を感じているとは思われない。また,証券取引所の情報システムという基幹業務をアウトソースしているということに対する本質的な理解が欠けているのではないかといわざるを得ない。一般的に今回のような対応をすると,現場の士気が大幅にダウンすると考えられ,また,すぐに損害賠償などの話が出てしまうと,対応が防衛的になる傾向がある。
キャパシティ問題については,増強の方向で進められているが,後手後手に回っている感がある。最近の株取引の主体は,オンライン証券を利用した個人投資家である。その意味で東証は,間接的にオンライン証券会社を経由した,eビジネスを営んでいると云える。eビジネスの特徴の一つは,物理的な制限がない,または見えない点である。従来の対面営業においては,支店の顧客窓口,コールセンターのオペレータの人数,また営業員の人数などの制限によって,注文の集中は分散・平均化される。しかし,eビジネスにおいては,顧客の注文の集中は,そのまま証券会社を経由して,東証のシステムを直撃する。そのためキャパシティプランは,等差数列的な増強では,なにかあったときには対応しきれないので,幾何級数的な増強が必要になる。
それでも,処理能力の増強には限界があり,技術的に対応が困難,あるいは法外な費用がかかる可能性も残される。その予防対策としての小口取引の手数料体系のあり方や,非常時の流入制限などの制度的スキームについても,きちんと議論したうえで,事前に関係者の合意形成をはかり,事態の収拾を円滑に進めることができる体制を整える必要がある。
ただ,流入制限については,現実的にはオンライン証券会社が軒並みキャパシティを増強している現状を考えると,東証の入り口での実施には,公平さを担保するという観点から技術的にかなり難しくなると思われる。というのは,証券会社は,自社のサーバーに入った注文は執行する責任が発生するため,ここで遅れがでて顧客に損失が発生した場合には,賠償責任に発展するからである。
ところで,今回のようなソフトウェアのバグやシステムの運用ミスに対する,マスコミを含めた社会の対応は,建築物の施工ミスと同じ類の問題として認識されているように感じられる。すなわち,事前に仕様をきちんと決めて,そのとおり実装,運用すれば,ミスなどは起こりえない話であり,したがって,障害が発生したのはソフトウェアの作成側やシステムの運用サイドに問題があるという論調である。人間は神ではない。それゆえ,過ちを犯す存在であり,また現在のような巨大化し,複雑化したシステムに対して,その実装や運用におけるミスを100%防止することは可能であるはずがなく,したがって,システム障害は自然災害と同じように,発生することを前提に対処法を考えておくべきであると思う。
ソフトウェア工学の観点からは,システム障害が起きたときに,その原因を短時間で究明し,改修できるように,対象となるシステムを構造化しておくことが必要である。そのためには,きちんとした情報システム・アーキテクチャにしたがって,トラブルや変更に強い柔軟な構造を持つシステムを作ることが必要である。
一方,マネジメントの観点からは,今回の問題に即して具体的に考えると,処理能力を超えそうになったり,取り消しが出来ないというような,異常状態に対して,市場閉鎖のような措置をすばやく発動するような,障害発生を前提としたルール作りや体制の整備が必要であろう。
わが国では一般に,システム障害が発生するとまず責任問題が取り上げられ,ベンダー側が責任を取れば一件落着のような風潮がある。ベンダー側も,責任の所在をめぐってユーザー企業と対立するよりも,長期的な付き合いを大事にした方がビジネス上有利であるとの判断からか,今後トラブルが発生しないと断言することはできないにもかかわらず,再発防止を約束して謝ることによって丸く収めようと傾向があるのではないだろうか。その結果,ユーザー企業側の問題が顕在化しないだけではなく,ベンダー側の再発防止策も中途半端になっていると言わざるを得ない。
このようなシステム障害が発生した場合には,できるだけ情報を開示して,広く建設的な議論を巻き起こし,できるだけ,再発防止のためのノウハウが社会的に蓄積することが必要であろう。「失敗」から学ぶためには,障害発生を次の失敗を起こさないための契機として捉えることが必要である。発注側と受注側の責任の押し付け合いになることもあるので,航空機事故における調査機関のような,第三者機関による公正な分析や判断ができるような仕組みがあるとよいと思われる。
最後に,ガバナンスの問題として次にくるのは,アウトソースしたときの,発注側の体制の問題であろう。実質的に丸投げしたとしても,発注側に最低限残さなければならない機能は何なのかということである。1月25日づけの朝刊に,やっとCIOを任命したのと記事が出ていたが,小手先だけでなく,ITガバナンスを全面的に見直し,体制を再構築することが必要と考える。また,先に述べたように,今回の一連の障害発生を「社会知」として共有するためにも,こうした問題の発生と収拾の経緯については,積極的に公開を進め,再発防止についてのノウハウの社会的な共有をはかることが重要である。
『システム統合』特設研究部会は,2002年4月に発生した,大手銀行のシステム障害事件を契機に,経営情報学会で設置した特設研究部会である。昨年10月に報告書『成功に導くシステム統合の論点』(日科技連出版社)を上梓している。

 

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